富士登山 須走ルート 2 | 須走五合目登山口~本七合目見晴館
2012-08-01|富士山登山
『富士山須走ルート プロローグ』の続き
いよいよ富士山の登山道に入ります。

ネットで色々調べていると、富士山に登るコツは、「とにかくゆっくり登る事」とありました。
息を切らさないよう、またなるべく足の筋肉を使わないように、歩幅を小さくしてゆっくり登るのがコツらしいです。
そして高山病対策の為に、呼吸もゆっくり深く腹式呼吸を意識するのが良いとの事。
時間はゆっくりあるし、ダメそうなら下山!ぐらいの気楽な気持ちで登って行きました。
最初は木の生い茂った、樹林帯を歩いて行きます。

他の登山道から登ると、すぐに森林限界を超えてしまい、木がほとんど生えていないそうですが、この須走ルートはご覧の通り。
登山道は良く整備されていました。

さすがは毎年40万人が登る山。
でもこの日は「ホントにここ富士山?」って言うぐらい、全く人に会いませんでした。
混雑を避けて日、月の日程にしたのですが、誰も居ないとちょっと不安ですね。
でも所々にこのような案内板があり、まず迷うこともありません。

やはり火山だけあって、登山道は土と岩が入り混じっています。

これ全部溶岩が流れて来て、出来ているんですよね。

まだまだ登り始めたばかりですが、標識にこんな文字が。

ゆっくりゆっくり、森の中を歩いて行きます。

しばらくすると、日差しも出てきました。

まだまだスタートしたばかり。

山頂はまだ遥か彼方です。
登山道の至る所に、こんな大きな岩が転がっていました。

落石がここまで転がって来たのでしょうか?
大人気の富士山ですが、毎年数人の方が事故で亡くなっているのも事実。
気を引き締め直して、先に進みます。
しばらくすると、樹林帯を抜け辺りが開けてきました。

遠くには下山中の人達も見えます。
木で見えなかっただけで、結構人も居たんだね。

初めての富士山にワクワクしながら登っていると、あっという間に6合目まで来たようです。

14:30
6合目の長田山荘に到着。

標高は2,400m。

もう400mも登りました。
今回も登山口で標高をセットしてきたSUUNTOの時計を確認すると、

見事にピッタリ!
この調子で山頂まで頼むよ~。
まだそんなに疲れていなかったので、ここでは立ち止まって水分補給をしただけ。
座りこんで休憩すると、余計疲れてしまうそうなので、途中でもずっと立ったまま休憩しました。
水分補給だけは、小まめにするよう心がけて。
呼吸を整え、すぐに出発。

さすがに標高日本一なだけあって、ずっとキツめの傾斜が続きますが、いつもの半分かそれ以下のペースで登っている為、いつもよりずっとラクに感じます。
山頂方向は雲に覆われています。

振り返って、登山口方向を見ても真っ白。

ちょうど雲の中に居る感じです。
抜けたら雲海見えるかな?
さらに進んで行くと、本6合目の標識が。

次は7合目かと思ったら、まだ6合目なのね・・・
ちょっとだけ難所っぽいこの岩場を越えると、

15:10
本6合目の瀬戸館に到着。(標高2,700m)

手前にはエスケープルートなのか、下山道の標識もありました。

雲の多い天気ですが、雨は降りそうにないので、このまま目標の見晴館を目指します。
瀬戸館では、山小屋の御主人が、子供に飴玉をあげていたのが印象的でした。

山小屋の主人って怖そうなイメージあるけど、ちゃんとマナーさえ守っていれば、みんな良い人なんでしょうね。
山頂方向も雲が取れてきたようなので、先に進みます。

この辺りから森林限界を超え、岩の道が続きます。

時折、下界も雲が晴れて、登って来た道を見る事が出来ました。

上の方に見えるのは、次の休憩ポイント、7合目の大陽館です。

しかしスゴイ傾斜だな・・・
この区間はとても長かった印象があります。

この辺りから、雲も眼下に広がるようになり、雲海を見る事が出来ました。

景色も良くなり、心機一転。
さあガンガン行くぜ!

なかなか近づかないけど、黙々と歩き続けて、7合目まであと少し。

16:30
順調に7合目に到着。(標高3,090m)

この大陽館は、富士山の山小屋で、一番の食事が食べられると有名です。

夕食では、なんとご飯と豚汁が食べ放題との事。
豚汁大好きな私としては、是非泊まって行きたい所ですが、明日の山頂アタックの為に、もう少し標高を稼いでおきます。
ここでも軽めの休憩を取り、すぐに出発。
山小屋の裏手には、犬も居ました。

次は本日の宿泊地、本7合目の見晴館を目指します。
この先からはまた景色も変わり、荒々しい山肌がむき出しになっていました。

もうここは、3,000mを超える高地です。

少しだけ地面に雪が残っている所もありました。

少し足に疲れも出てきましたが、本日のゴールまではあと少し。

ちょっと歩いただけで、さっきまで居た山小屋もずっと下の方に見えます。
やっぱりそれなりに傾斜がキツいようです。
この先で、なんと犬を連れて登っている人を発見。

犬は傾斜をものともせず、軽快な足取りで登っていました。
この辺りで17:00を過ぎ、辺りが少しずつ暗くなってきました。

うっすらと月も見えますね。
眼下には雲海と山小屋。

何やら雲が発達しているようなので、先を急ぎます。

本日のゴールまであと少し。

ずっと歩き続けて、さすがにそろそろ疲労も限界でした。

でも本当にあとちょっと。
すぐそこに見えているのに、なかなか近づきません。

それでも最後の力を振り絞り、

17:40
本日の宿泊地、標高3,200mの見晴館に到着!


あ~疲れた・・・
思えば一日で標高差1,200mも登るのは初めて。
そしてこの日が、山小屋デビューでもあります。
若干緊張しながら、山小屋の受付に向かいます。
『富士山見晴館 山小屋デビュー& 御来光』へ続く
いよいよ富士山の登山道に入ります。

ネットで色々調べていると、富士山に登るコツは、「とにかくゆっくり登る事」とありました。
息を切らさないよう、またなるべく足の筋肉を使わないように、歩幅を小さくしてゆっくり登るのがコツらしいです。
そして高山病対策の為に、呼吸もゆっくり深く腹式呼吸を意識するのが良いとの事。
時間はゆっくりあるし、ダメそうなら下山!ぐらいの気楽な気持ちで登って行きました。
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他の登山道から登ると、すぐに森林限界を超えてしまい、木がほとんど生えていないそうですが、この須走ルートはご覧の通り。
登山道は良く整備されていました。

さすがは毎年40万人が登る山。
でもこの日は「ホントにここ富士山?」って言うぐらい、全く人に会いませんでした。
混雑を避けて日、月の日程にしたのですが、誰も居ないとちょっと不安ですね。
でも所々にこのような案内板があり、まず迷うこともありません。

やはり火山だけあって、登山道は土と岩が入り混じっています。

これ全部溶岩が流れて来て、出来ているんですよね。

まだまだ登り始めたばかりですが、標識にこんな文字が。

ゆっくりゆっくり、森の中を歩いて行きます。

しばらくすると、日差しも出てきました。

まだまだスタートしたばかり。

山頂はまだ遥か彼方です。
登山道の至る所に、こんな大きな岩が転がっていました。

落石がここまで転がって来たのでしょうか?
大人気の富士山ですが、毎年数人の方が事故で亡くなっているのも事実。
気を引き締め直して、先に進みます。
しばらくすると、樹林帯を抜け辺りが開けてきました。

遠くには下山中の人達も見えます。
木で見えなかっただけで、結構人も居たんだね。

初めての富士山にワクワクしながら登っていると、あっという間に6合目まで来たようです。

14:30
6合目の長田山荘に到着。

標高は2,400m。

もう400mも登りました。
今回も登山口で標高をセットしてきたSUUNTOの時計を確認すると、

見事にピッタリ!
この調子で山頂まで頼むよ~。
まだそんなに疲れていなかったので、ここでは立ち止まって水分補給をしただけ。
座りこんで休憩すると、余計疲れてしまうそうなので、途中でもずっと立ったまま休憩しました。
水分補給だけは、小まめにするよう心がけて。
呼吸を整え、すぐに出発。

さすがに標高日本一なだけあって、ずっとキツめの傾斜が続きますが、いつもの半分かそれ以下のペースで登っている為、いつもよりずっとラクに感じます。
山頂方向は雲に覆われています。

振り返って、登山口方向を見ても真っ白。

ちょうど雲の中に居る感じです。
抜けたら雲海見えるかな?
さらに進んで行くと、本6合目の標識が。

次は7合目かと思ったら、まだ6合目なのね・・・
ちょっとだけ難所っぽいこの岩場を越えると、

15:10
本6合目の瀬戸館に到着。(標高2,700m)

手前にはエスケープルートなのか、下山道の標識もありました。

雲の多い天気ですが、雨は降りそうにないので、このまま目標の見晴館を目指します。
瀬戸館では、山小屋の御主人が、子供に飴玉をあげていたのが印象的でした。

山小屋の主人って怖そうなイメージあるけど、ちゃんとマナーさえ守っていれば、みんな良い人なんでしょうね。
山頂方向も雲が取れてきたようなので、先に進みます。

この辺りから森林限界を超え、岩の道が続きます。

時折、下界も雲が晴れて、登って来た道を見る事が出来ました。

上の方に見えるのは、次の休憩ポイント、7合目の大陽館です。

しかしスゴイ傾斜だな・・・
この区間はとても長かった印象があります。

この辺りから、雲も眼下に広がるようになり、雲海を見る事が出来ました。

景色も良くなり、心機一転。
さあガンガン行くぜ!

なかなか近づかないけど、黙々と歩き続けて、7合目まであと少し。

16:30
順調に7合目に到着。(標高3,090m)

この大陽館は、富士山の山小屋で、一番の食事が食べられると有名です。

夕食では、なんとご飯と豚汁が食べ放題との事。
豚汁大好きな私としては、是非泊まって行きたい所ですが、明日の山頂アタックの為に、もう少し標高を稼いでおきます。
ここでも軽めの休憩を取り、すぐに出発。
山小屋の裏手には、犬も居ました。

次は本日の宿泊地、本7合目の見晴館を目指します。
この先からはまた景色も変わり、荒々しい山肌がむき出しになっていました。

もうここは、3,000mを超える高地です。

少しだけ地面に雪が残っている所もありました。

少し足に疲れも出てきましたが、本日のゴールまではあと少し。

ちょっと歩いただけで、さっきまで居た山小屋もずっと下の方に見えます。
やっぱりそれなりに傾斜がキツいようです。
この先で、なんと犬を連れて登っている人を発見。

犬は傾斜をものともせず、軽快な足取りで登っていました。
この辺りで17:00を過ぎ、辺りが少しずつ暗くなってきました。

うっすらと月も見えますね。
眼下には雲海と山小屋。

何やら雲が発達しているようなので、先を急ぎます。

本日のゴールまであと少し。

ずっと歩き続けて、さすがにそろそろ疲労も限界でした。

でも本当にあとちょっと。
すぐそこに見えているのに、なかなか近づきません。

それでも最後の力を振り絞り、

17:40
本日の宿泊地、標高3,200mの見晴館に到着!


あ~疲れた・・・
思えば一日で標高差1,200mも登るのは初めて。
そしてこの日が、山小屋デビューでもあります。
若干緊張しながら、山小屋の受付に向かいます。
『富士山見晴館 山小屋デビュー& 御来光』へ続く
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