欧州車はなぜハイオク仕様なのか?
2016-12-14|自動車購入
次の車の候補として、常にトップを走り続けているRenault(ルノー)のKANGOO(カングー)ですが、ネックになっている事もいくつかあります。
まず一つ目がその大きすぎる車幅。
全幅1830mmのカングー。
この数値は国産だとトヨタのアルファードとか日産のエルグランド並みの大きさです。
このサイズの車を、少し狭めのマンションの駐車場に置くのは少々気が引けます。
二つ目が欧州車を買う上で避けて通れない事ですが、ガソリンがハイオク仕様になってしまう事です。
この項目は素人の私が昔ちょっと勉強しただけの知識なので、参考までに・・・
ハイオクとレギュラーガソリンの違いは、専門的な用語を使うと、オクタン価の違いになりますが、そもそもオクタン価って何?って話になると思うので、分かり易く言うと自然発火の起こりやすさの違いになります。
ハイオクとレギュラーガソリンを比べると、レギュラーガソリンの方が、自然発火が起こりやすいのです。
燃えやすいのならレギュラーガソリンの方が良いんじゃないの?と思うかも知れませんが、車のエンジンはそんな単純なものではありません。
エンジンは霧状に噴射したガソリンと空気を、ピストンで圧縮してから爆発させることでエネルギーを生み出しているのですが、一般的にハイパワーなエンジンほど、高圧縮で強いエネルギーを生み出せるようになっています。
そこで問題になるのが、質の悪いガソリンを使うと強い圧力をかけた場合、ピストンが圧縮している途中で、意図しないタイミングで自然発火してしまう、異常爆発(ノッキング現象)が起こってしまうのです。
それを避けるために、ハイパワーなエンジンほど純度が高くて自然発火しにくい、ハイオクを使用しているのです。
前の説明で、ハイパワーな車ではハイオクを使う必要がある事がわかりました。
それを踏まえて考えると、ターボが付いているとは言え、1,200ccエンジンの非力なカングーにハイオクなんて必要なんだろうか?と言うのが、最初の率直な意見でした。
そこでなぜ欧州車はハイオクが標準になっているのかを調べた所、それはヨーロッパと日本のガソリンの質の違いにある事がわかりました。
どうやらヨーロッパの方がガソリンの質が良いらしく、ヨーロッパのレギュラーガソリンの基準を、日本のガソリンで満たそうとした場合、ハイオクでないと対応できないらしいのです。
何となく損をしている気分になる反面、質の悪いガソリンで、世界トップクラスの低燃費と環境性能を実現している日本の自動車メーカーは、本当に素晴らしいとも思いました。
国産のミニバンを買うのが賢い選択だとは解っているのですが、車好きのこだわりみたいなもので、やはり乗ってて面白そうな車に惹かれています。
最後に、ハイオク、レギュラーガソリンを使用するガソリンエンジンとは別に、軽油を使うディーゼルエンジンがあります。
ディーゼルエンジンで使用する軽油はガソリンと比べて、高温、高圧縮での燃焼が可能になり、大きなパワーを生み出せるそうです。
なので重くて大きな力が必要となる、バスやトラックなどはディーゼルエンジンを使用しています。
一番安い軽油でハイパワーが得えられるのなら、全部ディーゼルにすれば良いじゃないかと思いますが、ディーゼルにもいくつか弱点があります。
良く言われるのが、エンジン音がうるさく、振動も大きく、排ガスが汚いって事でしょうか。
高圧縮で大きなパワーを生み出すために、エンジンも頑丈に作らなければならないため、どうしても重くて大きなエンジンになり、振動も大きくなると言う訳です。
その為、商用車には多く取り入れられていますが、家庭用の乗用車にはあまり向いていないのです。
ただ最新のクリーンディーゼルエンジンでは、これらの弱点を改善して、環境にも優しく経済的にも優れているようです。
ヨーロッパではガソリンと軽油はほとんど同じ価格らしいのですが、そんなヨーロッパでも環境にやさしいディーゼルエンジンが最近では主流のようです。
ただ日本では先ほど挙げたマイナスのイメージが根強く、排ガスの規制も厳しい事から、ディーゼルエンジンの普及は遅れているようです。
フランス本国では、ディーゼルエンジンのカングーも販売されているようですが、日本の正規販売店ではディーゼルモデルの取り扱いがありません。
もしもカングーのディーゼルモデルを手に入れる事が出来れば、ハイオク問題は一気に解決出来るのですが、もしもカングーのディーゼルモデルを手に入れようと思ったら、並行輸入とかで仕入れているショップに探してもらうかありません。
会社にフランス車好きで、何台もフランス車に乗り継いでいる先輩がいるので、一度相談してみようと思います。
まず一つ目がその大きすぎる車幅。
全幅1830mmのカングー。
この数値は国産だとトヨタのアルファードとか日産のエルグランド並みの大きさです。
このサイズの車を、少し狭めのマンションの駐車場に置くのは少々気が引けます。
二つ目が欧州車を買う上で避けて通れない事ですが、ガソリンがハイオク仕様になってしまう事です。
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ハイオクとレギュラーガソリンの違いとは?
この項目は素人の私が昔ちょっと勉強しただけの知識なので、参考までに・・・
ハイオクとレギュラーガソリンの違いは、専門的な用語を使うと、オクタン価の違いになりますが、そもそもオクタン価って何?って話になると思うので、分かり易く言うと自然発火の起こりやすさの違いになります。
ハイオクとレギュラーガソリンを比べると、レギュラーガソリンの方が、自然発火が起こりやすいのです。
燃えやすいのならレギュラーガソリンの方が良いんじゃないの?と思うかも知れませんが、車のエンジンはそんな単純なものではありません。
エンジンは霧状に噴射したガソリンと空気を、ピストンで圧縮してから爆発させることでエネルギーを生み出しているのですが、一般的にハイパワーなエンジンほど、高圧縮で強いエネルギーを生み出せるようになっています。
そこで問題になるのが、質の悪いガソリンを使うと強い圧力をかけた場合、ピストンが圧縮している途中で、意図しないタイミングで自然発火してしまう、異常爆発(ノッキング現象)が起こってしまうのです。
それを避けるために、ハイパワーなエンジンほど純度が高くて自然発火しにくい、ハイオクを使用しているのです。
欧州車はなぜハイオク仕様なのか?
前の説明で、ハイパワーな車ではハイオクを使う必要がある事がわかりました。
それを踏まえて考えると、ターボが付いているとは言え、1,200ccエンジンの非力なカングーにハイオクなんて必要なんだろうか?と言うのが、最初の率直な意見でした。
そこでなぜ欧州車はハイオクが標準になっているのかを調べた所、それはヨーロッパと日本のガソリンの質の違いにある事がわかりました。
どうやらヨーロッパの方がガソリンの質が良いらしく、ヨーロッパのレギュラーガソリンの基準を、日本のガソリンで満たそうとした場合、ハイオクでないと対応できないらしいのです。
何となく損をしている気分になる反面、質の悪いガソリンで、世界トップクラスの低燃費と環境性能を実現している日本の自動車メーカーは、本当に素晴らしいとも思いました。
国産のミニバンを買うのが賢い選択だとは解っているのですが、車好きのこだわりみたいなもので、やはり乗ってて面白そうな車に惹かれています。
今流行りのクリーンディーゼルとは?
最後に、ハイオク、レギュラーガソリンを使用するガソリンエンジンとは別に、軽油を使うディーゼルエンジンがあります。
ディーゼルエンジンで使用する軽油はガソリンと比べて、高温、高圧縮での燃焼が可能になり、大きなパワーを生み出せるそうです。
なので重くて大きな力が必要となる、バスやトラックなどはディーゼルエンジンを使用しています。
一番安い軽油でハイパワーが得えられるのなら、全部ディーゼルにすれば良いじゃないかと思いますが、ディーゼルにもいくつか弱点があります。
良く言われるのが、エンジン音がうるさく、振動も大きく、排ガスが汚いって事でしょうか。
高圧縮で大きなパワーを生み出すために、エンジンも頑丈に作らなければならないため、どうしても重くて大きなエンジンになり、振動も大きくなると言う訳です。
その為、商用車には多く取り入れられていますが、家庭用の乗用車にはあまり向いていないのです。
ただ最新のクリーンディーゼルエンジンでは、これらの弱点を改善して、環境にも優しく経済的にも優れているようです。
ヨーロッパではガソリンと軽油はほとんど同じ価格らしいのですが、そんなヨーロッパでも環境にやさしいディーゼルエンジンが最近では主流のようです。
ただ日本では先ほど挙げたマイナスのイメージが根強く、排ガスの規制も厳しい事から、ディーゼルエンジンの普及は遅れているようです。
フランス本国では、ディーゼルエンジンのカングーも販売されているようですが、日本の正規販売店ではディーゼルモデルの取り扱いがありません。
もしもカングーのディーゼルモデルを手に入れる事が出来れば、ハイオク問題は一気に解決出来るのですが、もしもカングーのディーゼルモデルを手に入れようと思ったら、並行輸入とかで仕入れているショップに探してもらうかありません。
会社にフランス車好きで、何台もフランス車に乗り継いでいる先輩がいるので、一度相談してみようと思います。
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