スイス旅行 | 3日目(2) フィルストからグリンデルワルドまでトレッキング
2013-08-01|スイス旅行
「ラウターブルネン~トリュメンバッハの滝」の続き
まだスイス旅行三日目の後半です。
トリュメンバッハの滝を見た後は、一度グリンデルワルトに戻り、ゴンドラでフィルスト(FIRST)まで行ってみる事にしました。
ゴンドラ乗り場は駅から徒歩10分ぐらいの所にあります。

フィルストは冬はスキーも楽しめ、気軽にアルプスの雄大な風景を満喫できる人気のコースです。
早速、ゴンドラに乗り、終点のフィルストまで向かいます。

ゴンドラは日本のスキー場に比べると、とても長く、グングン標高を上げていきます。

スキー場のトップまで、ゴンドラ一本で行けてしまうようです。
初心者は大変だろうな・・・
頂上駅付近には雪も残っていました。

グリンデルワルトも標高が高くて涼しいのですが、ちょっと登っただけで、雪があるとは驚きです。
ここから歩いて「バッハアルプゼー」という湖を目指すのが人気コースのようですが、フィルスト周辺はガスに包まれていて、景色は期待出来なかったので、歩いてグリンデルワルトまで下ることにしました。
スイスで初めてのトレッキングです。
それでは出発!!
と、張り切って歩き出してすぐに、何やら空飛ぶ人影が・・・

これはフィルストフライヤーと言って、滑車で一駅分の距離を一気に滑空出来るアトラクションです。
写真でも解る通り、かなりの距離があります。
これは怖そうだ・・・
ここが発射台のようですね。

しばらく悩みましたが、一駅分ワープできることと、絶叫マシン好きなので並んでみる事にしました。
並び始めるとすぐに係りの人がやって来て、『今日の営業はここまで』って感じで、私たちの後ろにロープを張っていました。
営業時間ギリギリだったらしく、最後の組になりました。
もう少し悩んでいたら危なかったです。
でも最後の組って言われると、絶対人に譲りたくないので、もう逃げられませんね。
ここは発射台の様子。

係りの人の3・2・1・・・エンジョイ!!の掛け声で、
谷底へと放り出されます。

乗る前には「何かあっても自己責任で!」って書いてあるような書類に署名もさせられます。
それでは覚悟を決めて行ってみましょう!
ちょうど飛び出す時に雲が立ち込めていて、視界が悪かったのでそれほど恐怖を感じませんでしたが、結構スピードが出るのでとても寒かったです。
さすがに乗っているときに写真は撮れませんでしたが、雲を抜けると目の前に雄大な景色が広がり、ものすごい爽快感でした。
そして無事に降りて来れました。

本当にあっという間で、料金は一回3,000円ぐらいと、ちょっとお高いですがなかなか楽しめました。
さあ気を取り直して、トレッキングの開始です。

ここからグリンデルワルトまで歩いて帰ってみます。
こんな風に整備されたコースを歩いて行きます。

最初は若干雲に包まれて視界が悪かったのですが、徐々に視界が開けてきました。

道端にはタンポポの花も咲いていました。

日本のものに比べると、かなり巨大です。
周りを見るとそこら中に高山植物の花が咲いています。

すっかり晴れてきて、絶景が広がりました。

またカメラのミニチュアモードで遊んでみました。
下の写真と比べると、確かにちょっとジオラマっぽく見えますね。

それにしても本当に絵画のような風景です。
足元の道はとても整備されているので、ずっと景色を見ながら歩けます。
まだ少し雲が掛かっていますが、遠くに大きな山も見えました。

望遠レンズで見ると、氷河も見えました。


途中には雪解け水が川のように流れている所もありました。

他に歩いている人もほとんどおらず、なんとも贅沢なトレッキングコースです。
このスキー場全体が放牧地のようになっていて、所々に牛がいました。
途中で通った民家の横には牛止めのロープが張ってありました。
これを自分で外して通って行きます。

民家の窓はどこも木で出来ていて、それぞれの家で色んな模様が入っています。

天気も良くなってきて、緑がとてもキレイです。

花も満開です。

呑気に歩いていると、道を塞ぐ牛の群れに遭遇。

みんなデッカいカウベルを付けていて、ガロ~ン ガロ~ンとベルを鳴り響かせながら歩いてきます。
これ赤い服とか着ていたら襲われるんでしょうか??
ちょっと身構えていると、牛追いの人達がやってきて、山の方に誘導して行きました。

牛って鈍そうに見えるけど、ヒョイヒョイ山を登って行きました。


これは襲われたら逃げ切れないな・・・
でもいいものが見れました。
景色を楽しみながら、ドンドン歩いて行きます。



場所によって、咲いている花の種類も変わるので、飽きることなく歩けます。
途中にはアルパカみたいな奴もいました。

絵になる家を発見!

絵葉書にも使えそうな風景です。
徐々に雲が晴れて来て、隠れていた山が姿を現しました。


ここにきてようやくスイスらしい山の姿を見る事が出来ました。

雲もなにやらいい感じ。

山をズームで撮ると、地層がはっきり見えます。

このヨーロッパの山々は、火山などではなく、地殻変動でぶつかり合った大陸同士が押し上げられて出来たのもらしい。
地層が曲線状になっているのは、その証拠なのだそうです。
元々は海の底だったのだとか・・・
エベレストなんかも確か同じ原理で出来ているんですよね。
とてつもないエネルギーと長い年月があって、今の姿になっていると思うと、感動すら覚えます。
すっかり天気も良くなって、最高のトレッキングになりました。



いい写真もいっぱい撮れました。(自画自賛)
村に戻ると、ちょうど夕食時だったので、ホテルに帰る途中のレストランで食事を取ることにしました。

景色が素晴らしかったので、ちょっと寒かったけどテラス席で食べることに。

汗もかいたし、まずはやっぱりビールです。
山に乾杯!

ちなみにこのジョッキのビールと、隣の小瓶のオレンジジュースは同じ値段でした。

まずは野菜不足だったので、サラダを注文。

こちらはラクレットと言う料理。

チーズの断面を直火で温め、溶けたところをナイフなどで削いで、ジャガイモなどにからめて食べます。
見たまんまチーズとジャガイモだけで、居酒屋によくあるジャガチーズ鉄板みたいな味です。
メインはポークステーキを頼んでみました。

肉厚で食べ応えがありました。
上に乗ってるガーリックバター風のソースがとても美味しかったです。
これで全部で5,000円ぐらいだったでしょうか?
この旅行で初めてレストランを利用しましたが、スイスは何と言っても食費が高いです。
でもせっかくの旅行なので、贅沢してもいいかな。
大満足でホテルに帰ると、窓の外には昨日は見えなかった山の姿が・・・

おぉ~これは間違いなくアイガーだ!!

見れない事も覚悟していただけに、見えた時の感動は言葉では表現出来ないぐらいでした。
明日は晴れ予報なので、いよいよユングフラウ地方のメインイベントである、ユングフラウヨッホに行ってみたいと思います。
明日も晴れてくれ~!
⇒「ユングフラウヨッホ」へ続く
まだスイス旅行三日目の後半です。
トリュメンバッハの滝を見た後は、一度グリンデルワルトに戻り、ゴンドラでフィルスト(FIRST)まで行ってみる事にしました。
ゴンドラ乗り場は駅から徒歩10分ぐらいの所にあります。

フィルストは冬はスキーも楽しめ、気軽にアルプスの雄大な風景を満喫できる人気のコースです。
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早速、ゴンドラに乗り、終点のフィルストまで向かいます。

ゴンドラは日本のスキー場に比べると、とても長く、グングン標高を上げていきます。

スキー場のトップまで、ゴンドラ一本で行けてしまうようです。
初心者は大変だろうな・・・
頂上駅付近には雪も残っていました。

グリンデルワルトも標高が高くて涼しいのですが、ちょっと登っただけで、雪があるとは驚きです。
ここから歩いて「バッハアルプゼー」という湖を目指すのが人気コースのようですが、フィルスト周辺はガスに包まれていて、景色は期待出来なかったので、歩いてグリンデルワルトまで下ることにしました。
スイスで初めてのトレッキングです。
それでは出発!!
フィルストフライヤー
と、張り切って歩き出してすぐに、何やら空飛ぶ人影が・・・

これはフィルストフライヤーと言って、滑車で一駅分の距離を一気に滑空出来るアトラクションです。
写真でも解る通り、かなりの距離があります。
これは怖そうだ・・・
ここが発射台のようですね。

しばらく悩みましたが、一駅分ワープできることと、絶叫マシン好きなので並んでみる事にしました。
並び始めるとすぐに係りの人がやって来て、『今日の営業はここまで』って感じで、私たちの後ろにロープを張っていました。
営業時間ギリギリだったらしく、最後の組になりました。
もう少し悩んでいたら危なかったです。
でも最後の組って言われると、絶対人に譲りたくないので、もう逃げられませんね。
ここは発射台の様子。

係りの人の3・2・1・・・エンジョイ!!の掛け声で、
谷底へと放り出されます。

乗る前には「何かあっても自己責任で!」って書いてあるような書類に署名もさせられます。
それでは覚悟を決めて行ってみましょう!
ちょうど飛び出す時に雲が立ち込めていて、視界が悪かったのでそれほど恐怖を感じませんでしたが、結構スピードが出るのでとても寒かったです。
さすがに乗っているときに写真は撮れませんでしたが、雲を抜けると目の前に雄大な景色が広がり、ものすごい爽快感でした。
そして無事に降りて来れました。

本当にあっという間で、料金は一回3,000円ぐらいと、ちょっとお高いですがなかなか楽しめました。
グリンデルワルトまでトレッキング
さあ気を取り直して、トレッキングの開始です。

ここからグリンデルワルトまで歩いて帰ってみます。
こんな風に整備されたコースを歩いて行きます。

最初は若干雲に包まれて視界が悪かったのですが、徐々に視界が開けてきました。

道端にはタンポポの花も咲いていました。

日本のものに比べると、かなり巨大です。
周りを見るとそこら中に高山植物の花が咲いています。

すっかり晴れてきて、絶景が広がりました。

またカメラのミニチュアモードで遊んでみました。
下の写真と比べると、確かにちょっとジオラマっぽく見えますね。

それにしても本当に絵画のような風景です。
足元の道はとても整備されているので、ずっと景色を見ながら歩けます。
まだ少し雲が掛かっていますが、遠くに大きな山も見えました。

望遠レンズで見ると、氷河も見えました。


途中には雪解け水が川のように流れている所もありました。

他に歩いている人もほとんどおらず、なんとも贅沢なトレッキングコースです。
このスキー場全体が放牧地のようになっていて、所々に牛がいました。
途中で通った民家の横には牛止めのロープが張ってありました。
これを自分で外して通って行きます。

民家の窓はどこも木で出来ていて、それぞれの家で色んな模様が入っています。

天気も良くなってきて、緑がとてもキレイです。

花も満開です。

呑気に歩いていると、道を塞ぐ牛の群れに遭遇。

みんなデッカいカウベルを付けていて、ガロ~ン ガロ~ンとベルを鳴り響かせながら歩いてきます。
これ赤い服とか着ていたら襲われるんでしょうか??
ちょっと身構えていると、牛追いの人達がやってきて、山の方に誘導して行きました。

牛って鈍そうに見えるけど、ヒョイヒョイ山を登って行きました。


これは襲われたら逃げ切れないな・・・
でもいいものが見れました。
景色を楽しみながら、ドンドン歩いて行きます。



場所によって、咲いている花の種類も変わるので、飽きることなく歩けます。
途中にはアルパカみたいな奴もいました。

絵になる家を発見!

絵葉書にも使えそうな風景です。
徐々に雲が晴れて来て、隠れていた山が姿を現しました。


ここにきてようやくスイスらしい山の姿を見る事が出来ました。

雲もなにやらいい感じ。

山をズームで撮ると、地層がはっきり見えます。

このヨーロッパの山々は、火山などではなく、地殻変動でぶつかり合った大陸同士が押し上げられて出来たのもらしい。
地層が曲線状になっているのは、その証拠なのだそうです。
元々は海の底だったのだとか・・・
エベレストなんかも確か同じ原理で出来ているんですよね。
とてつもないエネルギーと長い年月があって、今の姿になっていると思うと、感動すら覚えます。
すっかり天気も良くなって、最高のトレッキングになりました。



いい写真もいっぱい撮れました。(自画自賛)
グリンデルワルトに戻りレストランで夕食
村に戻ると、ちょうど夕食時だったので、ホテルに帰る途中のレストランで食事を取ることにしました。

景色が素晴らしかったので、ちょっと寒かったけどテラス席で食べることに。

汗もかいたし、まずはやっぱりビールです。
山に乾杯!

ちなみにこのジョッキのビールと、隣の小瓶のオレンジジュースは同じ値段でした。

まずは野菜不足だったので、サラダを注文。

こちらはラクレットと言う料理。

チーズの断面を直火で温め、溶けたところをナイフなどで削いで、ジャガイモなどにからめて食べます。
見たまんまチーズとジャガイモだけで、居酒屋によくあるジャガチーズ鉄板みたいな味です。
メインはポークステーキを頼んでみました。

肉厚で食べ応えがありました。
上に乗ってるガーリックバター風のソースがとても美味しかったです。
これで全部で5,000円ぐらいだったでしょうか?
この旅行で初めてレストランを利用しましたが、スイスは何と言っても食費が高いです。
でもせっかくの旅行なので、贅沢してもいいかな。
大満足でホテルに帰ると、窓の外には昨日は見えなかった山の姿が・・・

おぉ~これは間違いなくアイガーだ!!

見れない事も覚悟していただけに、見えた時の感動は言葉では表現出来ないぐらいでした。
明日は晴れ予報なので、いよいよユングフラウ地方のメインイベントである、ユングフラウヨッホに行ってみたいと思います。
明日も晴れてくれ~!
⇒「ユングフラウヨッホ」へ続く
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