谷川岳 登山 (雨の谷川岳)
群馬と新潟の県境にある、谷川岳に登ってきました。

谷川岳をネットで調べてみると、(以下、ウィキペディアから引用)
1931年(昭和6年)から統計が開始された谷川岳遭難事故記録によると、2005年(平成17年)までに781名の死者が出ている。この飛び抜けた数は日本のみならず世界のワースト記録としてギネス認定されている(8000メートル峰14座の死者の合計は637名)。1960年(昭和35年)には、岩壁での遭難事故で宙吊りになった遺体に救助隊が近づけず、災害派遣された陸上自衛隊の狙撃部隊が一斉射撃してザイルを切断、遺体を収容したこともあった(谷川岳宙吊り遺体収容)。
と、ありました。
あまりの遭難者の多さから、かつては「魔の山」とも呼ばれていたそうです。
ギネスってこんなのも認定してるんですね。
てか、誰が申請したんだろう?
これは今回も気を引き締めて登らねば!
今回はちょっと遠いので、朝の5時前に家を出発。

関越道練馬ICから、まだ暗い高速道路を走ります。

しばらく走って上里SAで朝食を取ることに。

関越道に乗ると、朝食を食べるのは、ほとんどこの上里SA。
練馬から1時間弱で、休憩にもちょうど良いし、飲食店が充実しています。
この日は朝から吉牛の並盛り。

前日の夕飯が少なめだったので、ガッツリ行ってしまいました。
連れはきつねうどんで軽く済ませていました。

手早く朝食も済ませ、さらに高速道路を走り、水上ICから谷川岳を目指します。

水上ICから谷川岳に向かっていると、何やら怪しい雲が近づいて来ています。

やっぱり降って来ました。

この日は、全く雨予報なんか出ていなかったので、予想外の雨でした。
7:30
駐車場に着いた頃には、結構な勢いで降っていた為、しばらく車の中で待機しました。

ロープウェーの手前にあるこの駐車場は、ロープウェー乗り場まで500mほど歩きますが、無料でした。
天気予報を確認すると、だんだん天気が回復するようなので、雨が止むまで車の中で待つ事に。
車の中で待っている間、他の方は準備をして次々と出発していました。
途中から降りだしたのならともかく、最初から雨なのにみんな凄いな。
私は雨が止まなかったら、間違いなく登山を諦め、観光に切り替えていたと思います。
車で待つこと1時間以上。(朝早かったので、仮眠出来ました)
雨がすっかり上がって、日差しが出てきました。

8:50
少し出遅れましたが、準備をして出発します。
今回は、天神平までロープウェーを使います。

観光バスなどもたくさん停まっていて、チケット売り場は少し混み合っていました。

でもこのぐらいなら大した事ないな・・・と思っていたら、

ロープウェー乗り場までの連絡通路は、長蛇の列でした。
20分ほど並んだでしょうか?
通路には地元の写真愛好家の方達が撮った、谷川岳の写真が展示されていて、良い時間潰しになりました。

そしてやっと土合口駅(標高746m)の乗り場に到着。

今回もSUUNTO

そしていよいよ、ロープウェーに乗り込みます。

終点の天神平駅までは5分程度です。
ほんの少しですが、木々も色付き始めていました。


9:50
やっと天神平駅に到着。

駐車場を出発してから、1時間も掛かりました。
天神平駅の周辺は、冬場はスキー場として営業をしています。
5月のGW明けまで営業していて、春スキーのメッカとしても有名です。
ここからリフトを使って、さらに上まで行けるのですが、歩いて登る事にしました。

スキー場のトップ付近は、なかなか紅葉していますね。

さあ、いよいよ登山開始です。


最初の方はとても良く整備された木道なのですが、これが雨に濡れて滑る滑る。

しかも真っ直ぐだったらいいのですが、どこも結構傾いていて歩き辛い。

さすが魔の山・・・って、こーゆー事じゃないよね?
岩の上も人が歩いて泥が付いた所に、さらに雨で濡れていて、とても滑りやすかったです。

途中、鎖場も何箇所かあるらしいのですが、大丈夫でしょうか?
山頂方面は雲に包まれています。

とりあえず行ける所まで行って、危なそうだったら撤退で!
まだまだ先は長いです。

こんな危険な感じですが、登ってる人はたくさん居ました。

こんなに人がいると、自然の中に居る実感があまりないな。
谷川岳は人気の山だし、ちょうど紅葉の時期とも重なったのでしょうがないですね。
そうこうしている内に、鎖場が出現。

そんなに大変な所ではないですが、右手は谷なので注意して進みます。
10:40
鎖場の先にある、熊穴沢非難小屋に到着。

気が付けば、もう半分以上進んでいたんですね。

まだまだ余裕だったので、軽く水分補給をして、すぐに出発しました。
この分なら山頂もあっという間かも!
と、この時はこの先に待ち受ける試練など、知る余地もありませんでした。
続く
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