燕岳 登山 | 中房温泉登山口~第一ベンチ
ついに念願の、北アルプス登山に行って来ました。

タイトルにもありますが、北アルプスの記念すべき一発目は、北アルプスの女王と呼ばれる、燕岳(「つばくろだけ」と読む)に登って来ました。
標高は2,762mです。
テレビや雑誌で、この山が紹介されているのを何度も見て、この景色を自分でも見てみたい!と思い、一年ぐらい前から、北アルプスデビューは燕岳と決めていました。
登山道は整備が行き届いており、危険な箇所もほとんど無いため、北アルプスデビューにピッタリな山と言う情報も決め手でした。
もちろん景色も素晴らしいのですが、この燕岳には泊まってみたい山小屋No.1に輝いた事がある、
燕山荘(えんざんそう)と言う山小屋もあるので、そちらも楽しみです。
上記のような理由から、大変人気の山である為、登山口の駐車場は大変混雑するとの事。
土日は朝の4時台で駐車場が満車になることもあるとか。
そんな訳で、今回も日程と出発時間を考えに考えて、盆休み明け早々に有給を申請し、金曜日の早朝・・・と言うか、夜明け前に出発する事にしました。
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出発日当日、夜中の2:30に目を覚まし、急いで準備します。
3:00 都内を出発
3:00 都内を出発します。

この時すでに、都内の気温は28℃。
早く涼しい山の上に行きたい・・・
高速道路はさすがに早朝だけあって空いています。

3:00出発にした理由は、朝の4:00前までに料金所を通過すれば、平日でも深夜割引で半額に出来るから。
距離があるだけに、高速代も節約しないとね。
この日はずっと晴れ予報だったのですが、明るくなってみると意外と雲が多いです。

ずっと楽しみにしていただけに、今回天気が悪くて景色が見れなかったらショックだな・・・
梓川SAで朝食
東京から休憩無しで一気に長野まで走りきり、高速を下りる手前の梓川SAで朝食を取りました。
信州と言えば、やっぱり蕎麦です。
私は朝から天玉そばでコッテリと。

連れはワサビそばを注文。

蕎麦の上に、野沢菜のワサビ漬けがのっています。
SAであっても他で食べるより、長野で食べる蕎麦は美味しいと思います。
気分の問題でしょうか?
ササッと朝食を済ませ、豊科ICで高速を下りて、登山口のある中房温泉を目指します。

豊科ICは、冬に白馬に滑りに行くとき、いつも利用するので、自分の中ではお馴染みの所です。
周辺の飲食店情報は、ヘタすると地元の人より詳しいかも知れません。
高速を下りても、空はどんよりして、山も少し隠れています。

しばらくすると、穂高駅前を通過。

電車で来る場合は、ここから登山口までバスが出ているそうです。
穂高駅を過ぎてしばらく走ると、中房温泉まで繋がる、細い山道に入ります。

所々直線もありますが、ほとんどがカーブなので、スピードは出せません。
何箇所かは道幅がとても狭くなるので、対向車には注意が必要です。
早い時間だったので、ほとんど対向車は居ませんでしたが、それでも数台の乗用車とマイクロバスも二台ほどすれ違いました。
恐らく登山者を送迎した帰りなんでしょう。
山道に入ってしばらくすると、日差しが出てきました。

北アルプスは歓迎してくれているようです。

途中はヘアピンカーブの連続もあり、運転していても酔ってしまいそうですが、登山口まではあと少し。

するとここで、サルに遭遇。

なんと橋でのんびり日向ぼっこしていました。
まったく逃げる気配もなく、あまりにも普通に居たので、ちょっとビックリしました。
さらにちょっと進むと、集団も居ました。

しまいには車道に座り込んで、食事中のサルもいました。
すいませ~ん、通してくださ~い!
6:45 燕岳登山者専用駐車場
サルの検問もなんとか突破し、中房温泉下の、登山者専用駐車場に到着。

この時点で空きは数台程度でしたが、なんとか車を停める事が出来ました。
ずっと運転しっぱなしだったので、少し休憩してから準備を始め、7:30頃、登山口に向かいました。
7:30の時点で駐車スペースはいっぱい。
結構ギリギリだったかな?と思ったのですが、帰りに見た時は、みんな路肩の広い所探して、停めていたようです。
それも数百mに渡って。
駐車場から登山口のある中房温泉までは、さらに車道を500mほど歩きます。

駐車場の脇には川も流れていました。

天気が良くなってくれたのは嬉しいけど、暑い・・・

しばらく歩くと、中房温泉が見えてきました。

看板には「北アルプスへようこそ」の文字が!

ついに来てしまった。
ちなみに北アルプスの正式名称は飛騨山脈と言い、明治時代に飛騨山脈を調査したイギリス人がヨーロッパのアルプスに因んで、日本アルプスと紹介したのが北アルプスと言う名前の由来だそうです。
この中房温泉が燕岳の入口になります。

標高は1,462m。
今回もここで、SUUNTO
まずは登山届けを記入し、ポストに提出。
普段登山届けなんかいらない低山ばかりなので、こーゆーのも新鮮でいいですね。
この登山口にはキレイなトイレもあります。
トイレは途中の合戦小屋まで無いので、ここで済ませておいた方がいいです。
登山口で写真をお願いされた、山ガール二人組に話を聞くと、昨日中学生が200人ほど登っていたらしい。
一緒の日にならなくて良かった。
8時15分 燕岳登山開始
一通り写真を撮ったり撮られたりして、いよいよ出発します。

さてこの燕岳、初心者向けと言われていますが、実は北アルプス三大急登の一つとしても有名です。
登山道に入ってすぐ、いきなり急な登りが始まります。

最初の方は、急な斜面を延々とジグザグに登って行きます。

10分ほど登っただけで、すでに標高差100m、出発地点の駐車場があんなに小さく。

階段も次々と現れ、

キツイ登りが続きます。

登山道は意外と狭いので、人とすれ違うときは、広い所で待つようにします。

さすが北アルプス三大急登の一つと言うだけはあって、なかなかしんどいですね。

しかし富士山の経験から、ゆっくり息を切らさないように登ると言うコツを覚えたので、今回もゆっくり深呼吸しながら登りました。

そしてなるべく段差の少ない箇所を選び、足の筋肉も使わないように心掛けました。
そうして黙々と登っていると、何やら人の声が。

8時50分 燕岳登山開始
第一ベンチに到着です。

思ったより早かったし、思ったより楽にここまで来れました。
この第一ベンチの所から20mほど下った所に、このコースで唯一の水場があります。

看板に従って急な坂道を下って行くと、水が流れていました。

山の中から水が出ている所を見つけたので、早速飲んでみる事に。

写真だと水があるのか解らないけど、それだけ透明度がスゴイって事です。
(写真の腕のせいではありません)
飲んでみると、水はキンキンに冷えていて美味しかったです。

水を汲んだステンレスマグカップの表面が白く曇るほど。
この日は登っていると、半袖でも汗が吹き出るほど暑かったので、リフレッシュ出来ました。
ただ、水場から第一ベンチに戻るには、この急斜面を登らなければなりません。

ベンチにリュックを置いてきて良かった。
意外とあっさり第一ベンチまで来てしまいましたが、まだ登りは始まったばかり。
天気もバッチリだし、山頂の景色を楽しみにしながら、ドンドン先に進みます。

「第一ベンチ~合戦小屋」へ続く
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